台風21号の体験
台風24号が怖くて仕方ないこじたんです。
最近まで台風の直撃は経験がなかったので、割と呑気に構えていました。
学生の時なんて、「暴風警報が来たら休校になってラッキー!台風ウェルカム!」なんて思っていたほどです。ウェルカムどころかゴーホームです。
社会人になってからは、警報が出たくらいじゃ会社は休みにならないので「うわ台風来るの嫌だなー」くらいの感覚でした。
去年まぁまぁ強い台風の直撃に合い、やっと初めて「怖い」と認識しました。
先日の21号によって、私の住んでいる関西は大きな被害が出ました。
その日は昼から電車が止まると予告されていたのですが出勤、そして色々あり一番ヤバい時間帯に退社するという羽目に。
もっと早くに退社させてほしかったし、むしろ休ませてほしかった。
私は電車通勤なので帰る手段がなく、車通勤の人に送ってもらったのですが、途中の道路に木の枝が散乱していて通れず、結局その人のお家に一時避難させてもらうというめちゃくちゃ迷惑なことになりました。
暴風域を抜けるまで1時間半くらい待機させてもらい、そのあと近くの駅まで送ってもらって本当にありがたかったです。
その後電車で移動できるところまで行き、親に車で迎えに来てもらいました。
色んな人に迷惑をかけて気を使うしでへとへとになりました。
停電が続いた地域もあり、みんなへとへとでした。
一番怖かったのは大荒れの時に車で移動したことです。生きた心地がしなかった。
暴風で道路に飛ばされた看板やトタン、ごみ箱、プランター等が、私たちの車に襲い掛かってくるのです。
信号は変な方向に曲がり、青い標識はめくれ上がり、ゴーっという音と共に地震のように車体が揺れます。
短い橋の上を渡る時は、聞いたことのない音楽のようなものが聞こえ、ついに死ぬのかなと思いました。
でもこんなところで会社の人を巻き添えに死にたくないので、亡き夫に「助けてください」とめちゃくちゃ祈りました。
そのお蔭か二人とも無事生還でき、夫に「ありがとう」と言いたいです。
会社の人の神ドライブテクニックにも本当に感謝しかありません。車も傷がなかったようで安心しました。
あの嵐の中だと車では頼りなく(会社の人ごめんなさい)、ガンダムかエヴァンゲリオンに乗りたいと心底思いました。
あの時ばかりはどんなファンより乗りたい気持ちは勝っていた。どっちも観たことないけど。
関空の被害も大きくてニュースを見るのがしんどかったです。
翌日出勤すると、職場の窓が割れたり木が倒れたりしていました。家の近くでも木が倒れていて、台風の恐ろしさを再び感じました。
その後すぐ北海道地震が発生して、また胸が苦しくなりました。
災害をなくすことはできないので、我々には備えを万全にしておくことしかできません。
台風に関しては飛来物を減らすことや停電、帰宅難民の対策などが早急に必要だと感じました。地震も怖いですし。
どうか24号の勢力が弱まって被害が大きくなりませんように・・・